熱海・伊東・熱川・稲取・下田。
伊豆半島には数多くの温泉地やリゾート地がありますが、
「なぜ伊豆が日本を代表するリゾート地となったのか」を
考えるうえで、一つの大きなポイントがあります。
それは、御用邸の存在です。
現在、御用邸として知られているのは、
那須御用邸、葉山御用邸、そして須崎御用邸です。
そう、伊豆半島には須崎御用邸があるのです。

須崎御用邸は下田市須崎の岬に位置し、豊かな自然と美しい海に囲まれた静かな場所にあります。
私が子供の頃には、天皇陛下が下田に来られる際、お召列車が運転されていました。
当時は数週間前から試運転が行われ、国鉄の名機として知られるEF58形電気機関車61号機が、お召列車を牽引して東京から伊豆急下田駅まで走る姿を見ることができました。沿線には多くの鉄道ファンや地域の人々が集まり、特別な列車が走る日を楽しみにしていたものです。
現在では、国民に寄り添うという考え方から、天皇皇后両陛下が
特急踊り子を利用される様子が報道されることもあります。
そんな下田ですが、東京から伊豆急下田までは最速でも約2時間20分、
車ではおよそ3時間の道のりです。
旅慣れた方であれば気にならない距離かもしれませんが、現代では「
移動時間はできるだけ短く」という考え方が一般的になり、
長旅を負担に感じる方も少なくありません。
しかし、その距離があるからこそ、下田には都会では得られない魅力があります。
海、山、温泉、そしてゆったりと流れる時間。
都心から離れているからこそ残された、南国のような自然環境と開放感がそこにはあります。
そんな下田も、かつてのリゾートブームの中で大きな注目を集めました。
首都圏の不動産市況が活況になると、その波は徐々に周辺地域へと広がっていきます。
熱海から伊東へ、伊東から東伊豆へ、そして稲取、下田へ。
まるで波紋が広がるように開発が進み、多くの別荘地やリゾートマンションが誕生しました。
なかでも「碁石が浜」の別荘地は印象的でした。 白い壁にオレンジ色の屋根。
異国情緒あふれる街並みは、まるで海外のリゾート地を思わせる雰囲気でした。
建築協定によって街並みが整えられ、休日になるとオープンカーで訪れる別荘族の姿も珍しくありませんでした。
また不況が始まると逆に引き潮のようにサーと人気がなくなるというエリアでもありますが
コロナ後には下田にまた波が来たのを覚えています。
私の中で、下田のリゾート(別荘)が動きが出始めることにより一つの景気判断になると考えています
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