相続から見えてくる、熱海の不動産需要の変化

8月の初旬が酷暑であったため、比較的過ごしやすく感じる今日この頃。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

 

不動産の仕事をしていると、最近「相続」という言葉を耳にする機会が増えてきました。

先日も司法書士の先生と話をしていたところ、最近は相続案件が非常に多いとのことでした。

2024年4月から不動産の相続登記が義務化されたことも、その要因の一つではないかと思います。

ただ、相続というものを不動産屋の立場から見ていると、単に「相続登記が増えた」という話だけではないように感じます。

相続というのは、言い換えれば「世代交代」です。

そして、その世代交代をリアルに見ていると、熱海の人口減少というものが、単なる数字ではないことに気づきます。

熱海市の人口は現在、約3.3万人。

そのうち65歳以上が約48.7%を占めています。

では、2030年にはどうなっているのでしょうか。

予測では、人口は約3万人まで減少し、65歳以上の割合は50%に達するとされています。

つまり、熱海では「人口が減る」だけではなく、「世代交代そのものが進んでいる」のです。

そして、この変化は当然、不動産にも大きく影響してきます。

人口が減少すれば、不動産に対する総需要も縮小していくことになります。

同時に、これまでとは異なる需要層が増えてくることも予想できます。

実際、最近の不動産の動きを見ていると、少しずつその変化が出てきているように感じます。

例えば、

「高齢者の住み替え」・「地方への移住」・「セカンドハウス」といった需要です。

では、これからどのような物件に需要が集まっていくのでしょうか。

これは熱海だけに限った話ではありません。

人口減少が進む地方都市では、共通して重要になる条件があります。

駅へのアクセス。

医療機関へのアクセス。

買い物のしやすさ。

そして熱海ならではの、

温泉。

眺望。

さらに、

管理費などの維持コスト。

そして何より、

価格。

このあたりが、今後ますます重要になってくるのではないかと考えています。

熱海という街は、首都圏からの交通アクセスが非常に良く、東京駅から新幹線で約40~50分。

そして、海があります。

温泉があります。

街中には病院やスーパー、飲食店などもあります。

つまり、人口減少という大きな流れの中にあっても、熱海には「残る理由」があります。

ただし、だからといって、熱海の不動産なら何でも需要があるというわけではありません。

これからは、熱海という街そのものの魅力だけではなく、

「熱海の中で、どの場所にあるのか」・「その物件を誰が使うのか」

「毎月いくら維持費がかかるのか」・「将来、売却するときに需要があるのか」

こうしたことまで考えて、物件を選ぶ必要がある時代になってきたように思います。

 

相続という一つの出来事から見えてくる「世代交代」。

そして、その先にある人口減少。

これは決して遠い未来の話ではありません。

不動産屋として日々仕事をしていると、その変化を少しずつ、そして確実に感じるようになってきました。

これからの熱海の不動産は、単純に「人気がある」「人気がない」だけでは語れなくなっていくのかもしれません。

これからは、人口構成やライフスタイルの変化によって、「選ばれる不動産」と「選ばれにくい不動産」の差が、さらに大きくなっていく。

私はそんなふうに感じています。

ドラゴンハウスでは、熱海・伊豆の不動産について、物件そのものだけではなく、こうした地域の変化も含めてお伝えしていきたいと思っています。

 

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